Amazonが提供する聴く読書サービスAmazon Audibleすごく便利ですよね。
ラインナップがとても豪華で先月にデビューし聴き倒しています。
今回はAmazon Audible内にある作品で、過去に直木賞を受賞した作品を紹介していこうと思います。
Amazon Audibleとは?
Audible(オーディブル)とはAmazonが提供する月額1500円で12万冊以上の本が聴き放題のオーディオブック(聴く読書)サービスです。
とにかく本のラインナップが豪華で1500円でこれも聴けるの?といった作品も多いです。
以前までは毎月付与される1コインで本を1冊入手できるというややこしいシステムでしたが、2022年1月よりコイン制度が廃止され、ほぼすべての作品が聴き放題になりました。
使ってみた感想と詳しい概要はこちらの記事で解説しています。
Audibleの概要
対象作品 | 12万冊以上聴き放題 ポッドキャスト聴き放題 |
料金 | 月額1500円(初月無料) |
再生方法 | オフライン再生 ストリーミング再生 |
再生デバイス | スマホアプリ タブレット WEBサイト Alexa(アレクサ) |
再生速度の調整 | 0.5〜3.5倍まで |
Amazon Audibleで聴ける直木賞受賞作品
米澤穂信『黒牢城』
第166回直木三十五賞(2021年下半期)
第12回山田風太郎賞
あらすじ
戦国×ミステリーの異色作
信長に謀反を起こし籠城する荒木村重と、村重の元に説得に来て捕まり牢に囚われる黒田官兵衛。
城内で起こる不可解な事件を解決するために村重は閉じ込めた官兵衛に頼ることになる。
牢の中から次々に解き明かしていく官兵衛。官兵衛の真の思惑とは?
佐藤究『テスカトリポカ』
第165回直木賞受賞(2021年上半期)
あらすじ
メキシコの麻薬密売組織から逃れた男、医者業界を追われた男、両親を殺した怪力の少年。複数の人間が出会い、日本で行われる血みどろの闇のビジネスをアステカ神話を絡めて描いたクライムノベル。
澤田瞳子『星落ちて、なお』
第165回直木賞受賞(2021年上半期)
あらすじ
天才絵師・河鍋暁斎を父に持ち絵師として生きていくことを決められたとよ。父の死後、河鍋家を継ぐことになり、父の影響力と兄の才能の前に葛藤し複雑な感情を持ちながら生きる。
江戸から大正にかけての時代を絵と共に生きた狩野派・女絵師の一代記。
馳星周『少年と犬』
第163回直木賞受賞(2020年上半期)
あらすじ
2011年の震災直後の岩手 たくさんの人と関わりながらも南へ向かう犬の「多聞」なぜ多聞は南へ向かうのか
川越宗一『熱源』
第162回直木賞受賞(2019年下半期)
あらすじ
日本人に故郷を奪われ、文明を奪われたアイヌ人のヤヨマネクフ。同じくロシアに故郷と言葉を奪われたポーランド人のブロニスワフ・ピウスツキ。
時代に翻弄された二人が樺太で出会い「熱」を求め生きていく。
西加奈子『サラバ!』
第152回直木賞受賞(2014年下半期)
あらすじ
日本人に故郷を奪われ、文明を奪われたアイヌ人のヤヨマネクフ。同じくロシアに故郷と言葉を奪われたポーランド人のブロニスワフ・ピウスツキ。
時代に翻弄された二人が樺太で出会い「熱」を求め生きていく
佐木隆三『復讐するは我にあり』
第74回直木賞受賞 (1974年下半期)
あらすじ
かつて実際に起きた連続殺人事件を題材に書かれたノンフィクション小説。
日本を縦断しながら殺人を重ね、最後は10歳の少女に正体を見破られる。
78日間に及ぶ逃亡と死刑執行までの経緯を綿密な取材で書き切った傑作長編。
深田祐介『炎熱商人』
第87回直木賞受賞(1982年上半期)
あらすじ
第二次世界大戦の30年後のフィリピン・マニラを舞台に現地で奮闘する日本人商社マンを描いた作品。
日本人とフィリピン人の価値観の違いや、根強く残る反日感情、二つの国の人間模様を織り交ぜつつ壮大なスケールで描かれる。
海老沢泰久『帰郷』
第111回直木賞受賞 (1994年上半期)
あらすじ
F1のメカニックとして世界中で活躍していた男が任期を終え日本に帰郷したときの喪失を描く表題作
「帰郷」いずれも”成熟と喪失”をテーマに描かれた全6篇の短編小説集。
真藤順丈『宝島』[ウチナーグチ版]
第162回直木賞受賞 (2018年下半期)
あらすじ
沖縄の戦後1952年から1972年の本土返還までの物語。
固い絆で結ばれたグスク、レイ、ヤマコの3人の幼馴染が戦後の沖縄を舞台に抗い生き抜く様を描いた名作小説。
宮部みゆき『理由』
第120回直木賞受賞 (1998年下半期)
あらすじ
荒川区の高級マンションで4人の死体が発見される。殺された4人は家族だと思われていたが全くの他人だということがわかった。なぜ4人は家族として暮らしているのか、そして4人が殺された理由とは?
架空の事件をドキュメンタリー的手法で綴った作品。
池井戸潤『下町ロケット』
第145回直木賞受賞 (2011年上半期)
あらすじ
研究者をあきらめ実家の町工場を継いだ佃航平。
取引先を失い資金繰りに窮する佃製作所。大企業と誇りを守るための戦いを繰り広げる社員たちの奮闘を描く。ドラマ化もされたエンターテイメント小説。
松井今朝子『吉原手引草』
第137回直木賞受賞(2007年上半期)
あらすじ
スター花魁の失踪を機に吉原で働く人々にインタビュー形式で物語が進んでいきます。
圧倒的な情報量で知られざる花魁の世界を垣間見ることができます。
天童荒太『悼む人』
第140回直木賞受賞 (2008年下半期)
あらすじ
死んでしまった人を”悼む”ため、全国を旅する青年静人。静人の不可解な行動が理解できず身辺を調べまわる新聞記者、静人の旅に同行する夫を殺した女性、静人の帰りを待つ末期癌の母、3人の視点から描かれる「生と死」についての物語。
林真理子『最終便に間に合えば』
第94回直木賞 (1985年下半期)
あらすじ
デザイナーとして成功した女が過去に付き合っていた男と再会し空港に帰るまでのやりとりを描いた表題作「最終便に間に合えば」。他にも京都を舞台に年下の男との恋愛を描いた「京都まで」
第94回直木賞を受賞した上記の2作を含めた5つの短編集。
角田光代『対岸の彼女』
第132回直木賞受賞 (2004年下半期)
あらすじ
葵と魚子の二組の女性の友情が交互に描かれます。
既婚と未婚、子供を持つ女、持たない女、働く女と家事をする女。
それぞれ立場が違う女性同士の距離感に対する心の機微を細やかに描いた作品。
出久根達郎『佃島ふたり書房』
第108回直木賞受賞作品 (1992年下半期)
あらすじ
明治に生まれ、大逆事件や関東大震災、高度成長で大変貌をとげる昭和までの東京下町の風情とそこに住む人々の人情を古本屋を営む主人公の人生を回想を通して描いた作品。
河内仙介「軍事郵便」
第11回直木賞受賞 (1940年上半期)
あらすじ
戦時中の1940年に書かれた短編小説。交番の駐在員の日記から始まり
戦場から家族のもとへ日本人兵士が送った手紙が描かれる。
当時の日本の様子が描かれた作品。
神崎武雄「寛容」
第16回直木賞受賞 (1942年下半期)
あらすじ
「寛容」は、英領下にあるインド人が、自らの日本観を新たにする経緯を書く。インド独立を夢見るドミイは、日本で商い、家庭を構え、根付きながらも「笑ふ人種」の日本人を軽んじている。
Amazonより引用
「不良英人」として国外退去処分になっても、さしたるショックはなかった。しかし、日中戦争の勃発を機にドミイは、日本人がいざとなればひどく勇猛であること、自分の侮ってきた日本人の甘さが、実は日本の「寛容」であったことを知る。
朝井まかて『恋歌』
で第150回直木賞受賞 (2013年下半期)
あらすじ
樋口一葉の歌の師匠として知られ、明治の世に歌塾「萩の舎」を主宰し一世を風靡した歌子。
幕末の水戸藩を舞台にその人生を紐解く一冊。
堤千代「小指」
第11回直木賞受賞作品 (1940年上半期)
あらすじ
とある理由で両腕を切断してしまう軍人の元へ慰問に訪れた芸者。「自分の両腕を切ってしまう前に一度でいい、生れて初めて、そして最後にこの手で女の人の手にさわって見たい」と言われ…
audibleより引用
辻村深月『鍵のない夢を見る』
第147回直木三十五賞受賞 (2012年下半期)
あらすじ
地方都市を舞台にふと魔が差して起こしてしまった窃盗や放火といった犯罪を機に、罪の中で生きる5人の女性を描く。新聞やテレビのニュースで大きく取り上げられることのない町の事件を扱った5つの短編集。
葉室麟『蜩ノ記』
第146回直木賞受賞 (2011年下半期)
あらすじ
城内で刃傷沙汰に及んだ末、切腹を逃れ幽閉中の武士・戸田秋谷。
気高く凄絶な覚悟と矜持を、九州豊後の穏やかな山間の風景の中に謳い上げる感涙の時代小説!
白石一郎『海狼伝』
第97回直木賞受賞 (1987年上半期)
あらすじ
戦国時代の玄界灘、瀬戸内海を舞台に海賊として暴れまわり後に村上海賊と呼ばれる人物たちを描いた海洋冒険時代小説。海の男のカッコイイところが余すところなく描かれている。
白石一文『ほかならぬ人へ』
第142回直木賞受賞 (2009年下半期)
あらすじ
収録作品は「ほかならぬ人へ」「かけがいのない人へ」の2つ。
自分にとってベストな愛とはなにかを模索し「恋愛の本質」に果敢に挑み、描き上げた“もっとも純粋な”恋愛小説。
まとめ
以上、Amazon Audibleで聴ける直木賞受賞作品のまとめでした!
Audibleは初回なら30日間無料なのでこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
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